「ベストな比率をわざと崩しておく事によって、髪の毛に成分が残りやすくなるんです。」(茂田)

対談風景 茂田)前回、石塚さんにもご協力いただいたイベント以降、ネスノを使ってくださる方がとても増えたんですよ。

石塚)それは素晴らしいですね。私もシャンプー・コンディショナーは使っております。私はここ10年ぐらいカラーリングをヘナにするようになって、髪は健康でコンディショナーはほとんど使わなくても平気なんです。逆に市販のコンディショナーでは重く感じるようになって。かといって、オーガニック系シャンプーだと軽すぎて、泡立ちが少ないものが多く物足りないんですよね。(ネスノのシャンプー・コンディショナーは)その辺のバランスがすごく絶妙に作られていて、シャンプーは泡立ちのフラストレーションはなく、コンディショナーはベタつかないけど、ちゃんと潤いが残っている。本当に絶妙なバランスで作られていますね。

茂田)ありがとうございます。自分がシャンプー・コンディショナーでトラブルが多くて、シリコンが入っているものを使うと、生え際のあたりにすごい吹き出ものができるんですよ。

石塚)そうなんですね。美容師さんへのインタビューでも、業者さんや人づてでおススメのものをもらって全スタッフで試すと、誰かがフケの問題が出たり、カラーリングをしている、していないでダメージが出たり、男性の皮脂の分泌の多い人、そうじゃない人で個人差がすごく出ると聞きました。

茂田)以前、すごくニキビで悩んでいた女子高生に、スキンケアについて相談されたことがあったんです。解決策といえば洗顔ぐらいで、落ち着くまで我慢するしかないかな、と話をしていたのですが、ふと自分が思春期だったころを思い出して。シャンプーとコンディショナーは何を使っているか聞いてみたら、ごく一般的なものを使っていたんです。それでその子のためにシャンプーとコンディショナーを試作して使ってもらったら、ニキビが良くなったんです。スキンケアメーカーとして、どんなにスキンケアで頑張っても、ヘアケアで肌に負担をかけていては意味がない、そう思ってシャンプー・コンディショナーの開発に乗り出したんです。

石塚)そういう経緯があったんですね。ネットのクチコミを見ていても、ヘアケアで肌トラブルが出てしまう方を多く見かけます。意外と頭皮トラブルを抱えている方が多いですよね。受験生や、女性の場合生理前になると、頭皮にニキビができる人もいるんですよ。メンタルの状態が頭皮バランスに出やすいようですね。

茂田)背中ニキビの方も多いですよね。ロングヘアの方は髪の毛が背中に伝っている分、肌に負担をかけている範囲が大きい。もちろんヘアケアだから髪にやさしく、効果がないといけないのですが、髪に対する効果は着目しているけど、肌にかけている負担に着目しているメーカーってあるのかな、と思います。

石塚)そんなにないですよね。男性向けで発毛・育毛系という面で頭皮ケアは充実していますが、女性の頭皮について注目されるようになったのは、ここ最近ですしね。でもそれは薄毛、抜け毛が中心で、背中ニキビのようなちょっとしたことに配慮しているヘアケア製品はあまり見かけないです。女性の場合、髪の傷みの修復がどうしても優先されがちですから。
背中ニキビの方は、明らかに髪が硬くて肌に刺さりやすかったり、スタイリング剤とか、シャンプー・コンディショナーの問題が大きいような気がします。シャンプーを変えただけで、背中ニキビが治ったという人も沢山いますからね。

茂田)実は頭皮でけっこう悩んでいる人が多いのではないか、と思っているんです。

石塚)そうですね。よく顔と頭皮は繋がっていると言われますが、本当にそうですから。
特に30代を過ぎると頭皮も重力で下に引っ張られるので、頭皮をいい状態にしておくことも重要なんですよ。

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