「体に必要なものなんだなっていうのが頭だけでなく、お腹でもちゃんとわかるという感じですね」(鳥海さん)

茂田)鳥海さんとお会いしてから、あらためてビタミンと美容の関係などを勉強している中で、すごく面白いなと思ったのは、結局のところ、科学的に良いということと、薬膳で良しとされるところが、重なっていたことでした。

鳥海)そうそう、合致してることは意外と多いですね。

茂田)そこの一致感は、本当に面白い。例えば紫外線が強い時期は、肌がより酸化してダメージが進むので抗酸化成分を摂りましょうというのが定説ですよね。それが薬膳でいうと、夏は夏野菜を摂りましょう、ということになるわけですが、夏野菜にはビタミンCとかリコピンとかちゃんと抗酸化成分が豊富に含まれていますよね。

鳥海)逆引きみたいな感じでつながることが、たくさんありますよね。

茂田)季節を感じながら自然体で献立を考えていくことが、そのまま美容と健康につながっていく、そういった無理せず楽しくやっていけるって感じが薬膳の魅力だと私も感じています。

鳥海)そうなんです。あ~春だからこれ美味しそう、みたいに楽しんでいたら良いことがついてきちゃったよ、という感じ。

茂田)乾燥する時期になると、肌のうるおいに良い青魚がちゃんと旬で登場する。鳥海さんにお会いしてお話を聞いたりご著書を読ませて頂いて、本当に新しい発見がいろいろありました。

対談風景 鳥海)私自身、薬膳をお勉強と考え過ぎて「この食材が」「あの食材が」って緻密に覚えようとするとそれはしんどくなってしまうな、と思っているんです。作ってみて「あ、これは美味しかった」っていう料理が、結果的にその季節のトラブルに合っていたりすることってしょっちゅうあります。なので、薬膳を勉強して良かったなと思うのは、そこの筋道がすとんと腑に落ちる、というか。なるほど、旬のもので美味しいということはやっぱりちゃんと体に必要なものなんだな、っていうのが頭だけでなく、お腹でもちゃんとわかるという感じですね。

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