「根っこから、芯からキレイっていうところを一緒に考えながら提供していきたいです」(茂田)

茂田)スキンケアメーカーでありながら、アンチエイジングと美白という言葉がキライと言ってしまうのは、スキンケアだけで美容は完結しないと思うからなんです。見かけのキレイじゃなくて、根っこから、芯からキレイっていうところを、お客さまと一緒に考えながら提供していきたいんです。

鳥海)さきほどの紅梅先生のお話では他にもナルホドと思うことがいくつもあって。「とにかく日本人の女性はまじめ過ぎる。あれもしなきゃこれもしなきゃってどんどんやることを自分で増やしてストレスをためちゃう」と。「ヨガも自分にそれが合っているならいいけれど、楽しいの?って聞くと、べつに楽しいわけでもないけれど行かない理由もないし…って返事がかえってくる」っておっしゃっていて。「日本人女性はもっと、ちょい悪にならないとダメよ」って。ストイックすぎるのも、実は問題ですね。

対談風景 茂田)高度経済成長を引きずっているというか、戦後の"豊かさ=お金"っていう意識はまだ日本人の中に残っている気がします。逆を言えば、お金があることは豊かなことだから、ストイックにお金を稼がなければってまじめになってしまう。育ってくる中で自分もそうだった部分もありますし、気づかずにそういう循環に入っちゃうことってあるとは思います。ただ、"豊かさって人"なんですよね。時間があって、人がいて、その空間が豊かだと感じられるようになってくると、その中医師さんのおしゃっていたちょい悪になれるというか、ユルく流れを楽しめるようになる気がします。

鳥海)そう思いますね。もしかしたら今の10代、20代の若い人のほうが、そういう意味では変に力みすぎていないの かもしれないですね。

茂田)エコを考えることにしても、今の車は廃車にしてハイブリッドカーを買った方がいいのか?とか。ついエコなものを買おう、エコな工程で作られたものを買おうと、これまでのようにお金を使うことを考えがちですけど。お金を使うことより、実入りが減ることを個人レベルで考えない限り、乗り越えられないですよね。スーパーのレジ袋とかにしても、廃止したらエコだけど、それを作っていた人は困る。だから、作っていた人はどういう生き方ができるかまず考えましょう、というところが大事で。ネスノとしても、どんどんお金が入ってくることではなくて、うちはこのくらいでいいんです、っていう線をどこかできちんと引かないとこれからの経済のなかで本当に社会貢献できる企業ではいられないなと思っています。

鳥海)身の丈感ですね。

茂田)はい。ネスノの売上げはこのヘンまでだとしたら、もうひとつ何か事業をやろう、ということでじゃあ農家をはじめよう、となったり。

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