「まさに自然と共生していくってどういうことかというノウハウが詰まっていたんです」(若林さん)

枝村さん 茂田)枝村さんはいろんな方のヘアを触っているので、もう感じているとは思いますが。ダメージヘアの方って、増えていますか?

枝村)ええ、増えていますね。カラーリング、紫外線、エアコンの空調など、外的要因でダメージヘアになってしまっている人が増えていますね。

茂田)それは、やはり乾燥が原因でしょうか?

枝村)はい、乾燥ですね

茂田)ドライヤーの熱が髪にいい、悪いと、賛否両論ありますが、それについてはどう思われていますか?

枝村)そうですね…確かに熱のかけすぎは髪がバサバサになってしまうのですが、適度にドライヤーをあてないと、キューティクルが締まらないんです。キューティクルが締まっていない状態でそのまま寝てしまうと、枕との摩擦でキューティクルが損傷します。髪の毛は死んだ細胞なので、一度ダメージを受けてしまうと生え換わるまでずっと傷んだままなのです。髪にとっては、適温で乾かしあげることが一番ベストだとは思います。

茂田)ドライヤーのベストな温度とは、どれぐらいなんでしょう?

枝村)ベストな温度というよりは、髪とドライヤーの距離ですね。あんまり近すぎるとやはり高温になりすぎてしまいます。ヘアサロンでは、ある程度の距離を開けて乾かしています。早く乾かしたいからっていってバーっと髪の毛の近くでドライヤーを当てると、毛先などのダメージにもつながりますよ。

茂田)本来はタオルドライしてからのほうがいいんですよね?

枝村)はい、タオルドライしてからドライヤーを当てたほうがいいですね。熱をあてる時間は極力短くしたいので、しっかりタオルで水分取ってください。ひとつ気をつけてほしいのが、先ほどの枕の話と一緒で、こすってしまうとキューティクルが損傷してしまうので、ポンポンと軽く叩くような感じで水分を取って、それからドライヤーをあててください。

茂田)プロの目線からみて、私たちがついやりがちな間違ったヘアケアとかありますか?

枝村)ドライヤーをかけないほうがいい、と思っている方がいるようですが、乾かさずにそのまま寝てしまうと、キレ毛や、髪がパサついてしまいます。実は、夜ドライヤーをかけていない人が多いのですが、それはやめた方がいいですね。

茂田)なるほど。ところで、スタイリング剤がなかなか落ちないのですが、きちんと落とすコツなどありますか?

枝村)スタイリング剤は本来、毛先につけるものですが、頭全体にバーってつけたりすると、地肌に吸着してしまうんです。だから、夜シャンプーするときには、一度軽く頭全体の油分とか汚れとかを落として、もう一度洗ってあげたほうがいいですね。一度洗いで済まそうとすると、頭皮に良くない成分と一緒に洗ってることになります。最初に毛先を中心に全体的の汚れを落としてから、もう一度丁寧に地肌をマッサージしながら洗ってあげましょう。

茂田)シャンプー前に、ブラッシングするといい、と聞きますが。

枝村)そうですね、シャンプー前のブラッシングもいいですね。ブラッシングする事によって、髪に付着した汚れを取り去るのと、絡まった毛先をスムーズにしてあげることで洗いやすくなりますよ。

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